兵庫県支部から

学科講習判定

当支部では、都道府県労働局長に登録を行い労働安全衛生法に基づく運転技能講習をいくつか実施しています。先週金曜から来週日曜のうち4日間で行っているのがフォークリフト運転技能講習です。学科は1日のみ、実技は3日間。学科は初日にテストで学科の合否判定を行います(たぶんどの教習機関も一緒と思います)。

学科のテキストは100Pを超え(受講時間数によってはそれよりは少なくなりますが)、それを当日自分で十分に読むことなく、その内容を講師から聞いてそれを考査。受講生にとっては厳しい内容です。したがってどの講習機関もどうしても、試験問題を中心の説明にならざるを得ないというのが現実です。しかしこれはよく考えるとあまりほめられた話ではないと思います。テストのための講習であれば本末顚倒とは言いませんが、本来の講習のありかたとは異なってきています。どの講習機関もジレンマがあります。

そこで、今回の講習は、支部経費負担で先にテキストを送付し事前に予習してもらうことにしました。結果として、テスト結果からみますとやはり効果はあったように思います(なかにはあまり予習してなかったひとがほぼ1名で、ぎりぎりの合格でしたので予習が大事とということもわかりました)。受講生も自分の読んだ個所を講師がその重要点を説明するということで、より理解が深まった感じでした。

技能講習全体としては経費的には赤字となっていますが、公益性を中心に多少の事務経費の支出はあってもより良い講習を実施したいと思っていますので、テキストの事前配布は継続をしていく予定です。

(余談)
明日から3日間、明石市内の施設で、車両系建設機械関係の検査者研修を実施します。自宅からだとたぶんドアツードアで3時間くらいなので、前泊も含め3日間泊りがけとなります。再来週は、県北部で3日間の技能講習なので要宿泊です。宿泊中はすべて外食なのと(1泊2食付は研修講習時間の関係で無理なので)、宿に帰ってもテレビを見ることしかないので、すこしうんざり気味です。それで今はやりのスマホかタブレットを購入して時間をつぶそうかなとおもっていましたが、タイミングがあわずそのままになりました。
先週の父の日に、兵庫県ゆかりで北欧に居をかまえているという有名作家の今話題となっている単行本を子供がプレゼントしてくれたので、この3日間で読了しようと鞄にいれてきました。
というわけで、今日から宿泊となりますので今週の通信発信はこれで終了。また来週火曜日頃から再開です。

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